こんにちは、うぃむです。
2Gbpsの光回線を契約していてはずなのに、なぜか「インターネット回線の速度テスト」が100Mbps未満しか出ていない!とか、突然ネットワークが切断されてしまうということが、よくありました。これは、パソコンの設定によって発生することがあることがわかりました。
今回は、ネットワークドライバーの設定で、1Gbpsの速度を安定して出すための対処法を書いてみようと思います。
5.LANケーブルの確認
最初に、使用しているLANケーブルがカテゴリ5e(Cat5e)以上であるかは確認してください。
5-1.LANケーブルのカテゴリーとスペック
カテゴリー |
最大通信速度 |
帯域幅 |
Cat5 |
100Mbps |
100MHz |
Cat5e |
1Gbps |
100MHz |
Cat6 |
1Gbps(最大10Gbps・短距離) |
250MHz |
Cat6a |
10Gbps |
500MHz |
Cat7 |
10Gbps |
600MHz |
Cat8 |
25~40Gbps |
2000MHz |
なお、Cat6a以上(10Gbps対応)のケーブルを使う場合、ネットワーク機器側の対応も確認してください。
6.ネットワークアダプターの設定を変更
Windowsのネットワークドライバーの設定によっては、1Gbpsに対応していても100Mbpsに制限されることがあります。以下の手順で設定を確認しましょう。
6-1.ネットワークアダプターのプロパティを開く
- 「Windowsキー + R」 を押して「ファイル名を指定して実行」を開く。
- 「ncpa.cpl」と入力して 「OK」 をクリック。
- 使用している ネットワークアダプター(イーサネット) を右クリックし、「プロパティ」 を選択。
- 「構成」ボタンをクリックし、詳細設定タブを開く。

6-2.設定を変更
次に、詳細設定内で以下の設定を変更します。
- 「速度とデュプレックス」 を 「1.0 Gbps フルデュプレックス」 に設定。

デフォルトは「自動ネゴシエーション」になっていることが多く、これが原因で100Mbpsになる場合があります。 - 「省電力型イーサネット(EEE)」 を 「無効」 にする。

省電力機能が原因で速度が制限されることがあります。 - 「グリーンイーサネット」 を 「無効」 にする。

- 「フローコントロール」 を 「無効」 にする。

これを無効にすると、パケットの流れがスムーズになり、安定することがあります。
変更を適用したら PCを再起動 し、速度が改善しているか確認しましょう。
6-3. 速度を確認する
設定変更後、1Gbpsが出ているか確認しましょう。
6-4.Windowsでの確認方法
- 「Windowsキー + X」 を押して「ネットワーク接続」を開く。
- 上の「プロパティ」を選択。

- 集計リンク速度(送受信)が「1000/1000 Mbps」と表示されていればOK。

また、実際の通信速度を測るには、「インターネット回線の速度テスト」を利用すると簡単です。
7.まとめ
有線LANが100Mbpsになってしまう問題は、LANケーブルの規格が古い、ネットワークアダプターの設定が適切でないといった原因で発生することがあります。特に、「速度とデュプレックス」を1.0 Gbpsに固定し、省電力系の設定をオフにする ことで改善するケースが多いようです。
この設定を行ってから2週間ほど確認をしていますが、安定して1.0 Gbps で通信できています。
ぜひ今回の手順を試してみてください。快適なネット環境を手に入るかもしれませんよ。
それではまた!